
青木 竜太AOKI Ryuta
芸術監督/社会彫刻家
今後の活動
- 滞在
- ニューヨーク
- 滞在期間
- 2025年10月~12月
プロジェクトテーマアジアの創造的連帯の実現に向けた現代表現における〈新たな詩学〉の探求と実践プラットフォームの構築
分断が顕在化する時代に、本アートプロジェクトはアジア各地の民話・神話、伝統芸能・伝統工芸、ポップカルチャーやサブカルチャーを現代技術とSF的視点で編み直し、国・地域・民族ごとに固有の新たなフューチャリズムを探究する方法論と実践の場を構築する。作品は「展示の瞬間」だけでなく、その生成プロセス全体を〈新たな詩学〉として位置付け、互いに重なり変容し続ける多態的な共通項を抽出することでアジアンフューチャリズムを再考しつづける。割れを金で継ぎ、以前よりも輝かせる金継ぎの精神にならい、歴史・政治・資本・情報環境が生んだ裂け目をアーティストの実践によって結び直し、創造的連帯へと接続する。
プロフィール
青木竜太は、芸術と科学技術の中間領域で、東京を拠点に活動する日本人アーティスト兼インディペンデント・キュレーターである。作品制作を行いながら、研究機関との協働による芸術的研究開発、展覧会ならびに協働制作プロセスや各種プログラムの企画、設計、指揮などを通して芸術と科学技術と社会をつなぐ活動を展開している。彼の実践は、虚構のメカニズム、認知・記号システム、アルゴリズム、制度、生態学的プロセスといった「不可視の構造」を可視化し、批評的介入を可能にすることで、「ありえる社会」の輪郭を描き出すことを目的としている。
主な作品展示に、「MUTEK.jp 2019」、「北九州未来創造芸術祭」、「2121年 Futures In-Sight」、「千の葉の芸術祭」、「DESIGNART 2024」などがある。受賞歴として、2021年「WIRED Creative Hack Award」パブリック賞、2022年 第25回文化庁メディア芸術祭アート部門ソーシャル・インパクト賞(文部科学大臣賞、日本人グループ初)が挙げられる。2024年にはイーサリアム財団初のアーティスト・スカラシップ、同年、韓国・光州の国立アジア文化殿堂(ACC)レジデンス・プログラムにも選抜。
また、2020年度には文化庁事業「メディア芸術×文化資源 分散型ミュージアム」のクリエイティブ・プロデューサーを務め、翌2021年には千葉市初の芸術祭で開催された展覧会「生態系へのジャックイン」展の芸術監督に就任。さらに2022年度には、文化庁メディア芸術祭の後継となる国際展の基本コンセプト設計に参画し、メディアアートとポップカルチャーが交差する新たな価値創出の枠組みとエコシステムの構築に取り組んだ。
- 名前
- 青木 竜太
- 誕生地
- 東京
- 拠点地
- 東京
- ウェブサイト
主なグループ展
- 2024年 AI · Human · Multiverse 展(国立アジア文化殿堂、光州・韓国)
- 2024年 Trusting the Unseen 展(イーサリアム財団、タイ・バンコク)
- 2021年 2121年 Futures In-Sight 展(21_21 DESIGN SIGHT、東京都)
- 2021年 千の葉の芸術祭—生態系へのジャックイン展(千葉市)
- 2021年 北九州未来創造芸術祭(北九州市)
受賞歴
- 2022年 第25回文化庁メディア芸術祭アート部門 ソーシャル・インパクト賞
- 2021年 WIRED Creative Hack Award 2021 パブリック賞
レジデンス参加歴
- 2024年 ACC CREATORS Residency 2024(国立アジア文化殿堂、韓国・光州)
助成金・フェローシップ
- 2024年 Devcon 7 Scholars Program Artists and Writers Cohort(イーサリアム財団、タイ・バンコク)
出版・メディア掲載
- 2018年(共著論文)「ALife as a Tool for Cooperative Society Between People and Machines」
- 2017年(共著)作って動かすALife―実装を通した人工生命モデル理論入門
講演・レクチャー
- 2024 Today at Apple(Apple)
- 2014 TEDxKobeSalon(TEDxKobe)