
第一期採択者のニューヨーク派遣がスタートします(田中みゆき・青木竜太)
WAN: Art & Tech Creators Global Networkは、2025年度の派遣プログラムとして、第1期採択クリエイター4名のうち、前半の渡航となる田中みゆきと青木竜太のニューヨーク派遣がスタートします。
田中は9月後半から10月末までの約1か月間滞在し、「エイブリズムに陥らないテクノロジーのあり方の研究」をテーマに活動します。ニューヨークを拠点に、NEW INCでのプレゼンテーション、メディアアートやデザインの分野で実践を行う作家や研究者へのインタビューを実施し、アクセシビリティやテクノロジーをめぐる多様な視点を収集します。
また、MITでの「Spetial Sound Lab」に参加し、これまで自身が企画してきた21_21 DESIGN SIGHTでの「ルール?展」や、CCBT(シビック・クリエイティブ・ベース東京)での「オーディオゲームセンター+CCBT」などの取り組みを紹介する予定です。
青木は10月半ばから12月後半にかけて渡航し、「アジアの創造的連帯の実現に向けた現代表現における〈新たな詩学〉の探求と実践プラットフォームの構築」をテーマに活動します。ニューヨークを拠点に、文化機関やアーティストとの対話を通じてリサーチを進め、将来的なアートセンター創設に向けたネットワーキングを強化します。
同氏もNEW INCでのプレゼンテーションを予定しているほか、関連するカンファレンス・シンポジウムへの参加も予定されており、現地でのコネクション形成と情報共有が活動の中心となります。
メディア芸術と社会を横断する数々の展覧会やプログラムを企画・監修してきたほか、国内外で高く評価されてきた青木。今回の渡航でも、ネットワークを基盤に新たな実践の可能性を探ることが期待されています。
両者の活動の成果やプロセスは、今後WANの公式サイトや関連イベントを通じて発信していく予定です。